Tair-11A 135mm f2.8/ТАИР-11A 135mm f2.8のテスト画像です。
クラスノゴルスク機械工場(KMZ)の1986年製、正真正銘のソビエトレンズです。
Tair-11A 135mm f2.8/ТАИР-11A 135mm f2.8
マップカメラさんでは
ツァイスのオリンピア・ゾナーほどではないにせよ、大きなレンズです。いや、これで135ミリ/F2.8というスペックなので、「大げさなレンズ」と言い換えた方がいいでしょうか。今日日の基準で言えば、「200ミリだよ」と吹いても誰も疑問に思わないんではないでしょうか。
なんて言われてますが、950gのHelios 40-2 85mm f1.5に比べたら余裕余裕。軽いし細いし、写りはあっさり気味で素直だし…。ヘリコイド環だって幅があって扱いやすい。プリセット絞りも設定環がクリッカブルだなけで、実際は無断階で絞れてしまうのです。
※純正UVフィルターと、M42-EFマウントアダプターが付いています。
レンズ自体は中古美品です。円筒形の皮のケース付きで到着しました。僅かにレベルでチリが入っていましたが問題ないレベルです。
実際に撮ったのはこんな感じです。
廟の紙を燃やす焼却炉の屋根の先端にある龍。ちょっとピントが合ってない。
屋根の上の樋に生えた草(台湾じゃよくあるんです。)
ピントの合った葉の描写、後ろのボケの自然さ。とても好きです。
逆光でハレーション、フレアを出してみた一枚。玉ボケが綺麗…。
総じてあっさりした色彩に綺麗な写り。大変良い感じです。
アラビア語でТАИР とは鳥を意味するそうですが、洒落てハトを撮ってみました。
個人的には135mmは比較的近距離の鳥を撮るには丁度良い焦点距離何じゃないかと思ってます。
色合いが昭和っぽくて良いですね。
最近のレンズは解像度、コントラス重視でこういう味わいは無いですよね。
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あっさり、さっぱりといった感じで落ち着きますね。
大人の風格みたいなものを感じてしまいますw
低コントラストなので、思いのほかお肌もきれいに写ったりします。
ですがなんといっても、ピントが来るところはばっちり来てて、驚かされます。
調べるとコピーが多いソビエトレンズですが、タイールは独自設計のようで、かなり気合入ってたんだなぁと実感します。
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