ロシアレンズ3-到着使用編

だいぶ日にちが空いてしまいましたが、ついにロシアレンズが到着しました。

今、ヘリオスにハマっているので、ヘリオスについての内容ばっかりですが、タイールについても少し書いてます。

過去の経緯はこちらから

ロシアレンズ1-調査妄想編
ロシアレンズ2-発見購入編

購入したのは

  • Helios 40-2 85mm f1.5
  • Tair-11A 135mm f2.8
  • M42-EFマウントアダプター

の3点。

Tair-11A 135mm f2.8にはマウントアダプターがすでに付いていたので、ヘリオス用です。だって、付け替えるの面倒くさいじゃん。

どうしてこんなに更新が遅れたかといいますと、買って浮かれてEF24-70 f4 IS L USMをつけた6Dを首から下げ、ヘリオスをカバンに入れたまま8時間ほど歩いたら具合を悪くしてしまい、しばらく作例が撮れなかったからですw

とりあえずブツを見ていただきましょう。

Helios 40-2 85mm f1.5

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ごっついです。重いです。950gあります。2015年のKMZ製です。
※EFマウント変換アダプタと保護フィルタついてます。

かなり気合いを入れないと持ち歩けないレンズであることは確かです。3ヶ月ほどでストラップにほころびが見えている私としてはちょっとビクビクしながら使っています。速写ストラップに切り替えたほうが安全かもしれません。

作例はこんな感じ

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変換アダプタの仕様で50mm f1.4になってますが、実際は85mm f1.5です。
SS1/1000、ISO100です。

Dora005

モデル:Dora 妍希

人に使うとこんな感じになります。印象派の絵画の中にいるみたい。モデルさんについては後日、ちゃんと記事にします。

しっかし、このレンズ、本当に扱いが難しい。基本的に私のブレが原因だと思うんですが、実にピントが合いにくい。(実際、幽玄なんて表現されるぐらいですし)そのくせストロボ炊くととてつもない解像度でピントが合ったりして…。まだ良くわからない。しかもシングルコートの設計の古いレンズということもあり、逆光にコレでもかというぐらい弱い。

f4かf5.6ぐらいにするとがっちり後ろまでピントが来ます。来すぎて怖いぐらい。でもまともな作例がないので今は載せません。

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街灯からの入射光で盛大にハレーション、フレアが発生する。
写真じゃ写ってないけど、一応、フレアカット加工(レンズ周囲の凸凹)されてるのに…。
純正フード売ってないのよね。

で、調べた所こんな記事が…ということで、台湾のコンビニで合う缶を探す…。

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良い缶あった!しかも隙間1mmもないぐらいぴったんこ。
(カメラ仲間の台湾人からは、この絵のインパクトが相当だったらしく、大ウケでした)
底を抜いて、はめ込む方にガムテープを貼って保護、中には濃紺のベルベット布を貼りこむと…

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こんな感じに。
(お見苦しい物が写っておりますが、お気になさらずに…。)

装着するとこんな感じに

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で、でかい…。しかし、日本の記事は桃缶だったし…感覚的にはあと5cmぐらいは長くしてもケラれないっぽい。

ちなみに、ここ数日台北の天気が悪く、晴天下での撮影はできてない+夜持ち出してないので効力はまだ未確認です(ヲイ

でもほら、これで日本円300~400円ぐらいだし。お遊びにはちょうどいいです。はい。

ヘリオスの生い立ちや作画などについては、出品者のひとりごと・・ 様に大変詳しく書かれています。この方の言うように蛾のような大きな絞り羽が動く様はとても美しいのですよ。

さて、次はTair-11A 135mm f2.8。

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1986年製の正真正銘のソビエトレンズです。KMZ純正のフィルターが付いていて、皮の円筒形の可愛らしいケースに入ってきました。(それに比べてヘリオスのナイロン製ケースのちゃちいシンプルなこと…。)

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モデル:Dora 妍希

写りはヘリオスのボヤンボヤンに比べて大変素直です。色乗りはあっさりだけど、きっちりピントが合う感じ。

心なしか黄ばんでる…と思ったらUVに色が付いていたので、今度保護フィルター買ってきてつけてテストしてみようと思います。

 

2件のコメント

  1. kotobuku · 12月 13, 2015

    Helios 40-2 85mm f1.5 、ボケ味がすばらしいですね。
    日本やドイツのレンズにはない幻想的な感じで。

    やはりポートレートは85mmの大口径ですね。
    中望遠は持ってないので欲しくなってしまいました。

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  2. lonelypumpkin · 12月 13, 2015

    kotobukuさん
    コメントありがとうございます。
    Heliosのこの回り込むようなぐるぐる具合がたまりません(笑)
    元はドイツ製レンズのコピー品(元はビオター75mm f1.5)なのだそうですが、ソ連的進化を経た結果、重量が2倍以上に…。

    個数があるとされる日本の中古市場では高騰していて、古いものだと新品の2倍以上もします。勿論台湾でも滅多にお目にかかれないので、新品探して買うことにした次第です。

    85mm は本当に近すぎず遠すぎずでいい距離ですね。

    毎日更新してないので中身が駆け足気味の記事になってしまいました(汗)

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